Rue Ami PhotoGalary奥三河に心の風景を訪ねて前田真三 ● 奥三河に通い始めた当初は、あまり見栄えのしない山村風景が広がるばかりだと思っていた。 それが、新鮮なものに見えるようになったのは、いつの頃からであったろうか。 通うたびに、心の眼が開かれて、まるでふるさとにいるような錯覚さえ覚えたものだ。
● 桃園春霞 鳳来町 ―――と続く |
前田真三 略歴/ 1922年東京都八王子市下恩方町に生まれる。1984年『一木・一草』で日本写真協会賞年度賞。1985年『奥三河』で毎日出版文化賞特別賞。1987年北海道美瑛町に自らの写真ギャラリー拓真館を開設。ハイビジョンに取り組み、以後「四季の丘・春夏秋冬」「吉野春秋」「拓真館の四季」等を発表。写真集に『ふるさとの四季』『出合の瞬間』『丘の四季』『上高地』『四季百景』『塔のある丘』『前田真三』『前田真三が撮る自然の色と形』『白い幻想』『田舎』等。 1996年勲四等瑞宝章受賞。1998年11月21日死去。1999年日本写真協会賞文化振興賞受賞。講談社より『前田真三写真美術館』(全8巻)を刊行。 本の写真/前田真三写真集(ふるさと奥三河・豊根を巡る四季) |